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退職金1500万が入る予定。一括投資は危険?50代からの「守りのNISA」ポートフォリオ

「58歳、定年を目前に控え、退職金1500万円が入る予定だが、投資は全くの未経験。このまとまったお金をどう扱うべきか?」 多くの方が抱える切実な悩みです。

このまま銀行に預けておけば安全、と思っていませんか? 確かに減りませんが、日本のインフレ率(物価上昇)が続けば、10年後、20年後の退職金の「実質的な価値」は目減りしてしまいます。

本記事では、定年後の生活を脅かすインフレリスクを防ぎつつ、資産を大きく減らさずに運用する、50代・シニアの方に最適な「守りのNISA戦略」を具体的なシミュレーションと共にご紹介します。

退職金から500万+月々積立でこれだけ変わる!20年後の未来

投資未経験の方にとって、退職金を「投資」に回すのは大きな決断です。しかし、新NISAは長期・分散・積立に適しており、特に「減らさない運用」を目指す場合に非常に強力なツールとなります。

目標は「大きく増やさず、インフレ負けを防ぐ」

私たちは、攻撃的な株式投資ではなく、値動きの安定した「債券」を重視したバランス型ポートフォリオを推奨します。 具体的には、株式30%:債券70%の比率で運用するイメージです。この比率であれば、市場が大きく下落しても資産全体が半減するようなリスクは極めて低くなります。

【シミュレーション設定(年率3%想定)】

  • 投資期間: 20年間 (58歳から78歳まで)
  • 初期投資(成長投資枠): 500万円(退職金の一部)
  • 積立投資(つみたて投資枠): 月々5万円
  • 想定リターン: 年率 3.0% (株式30:債券70バランス型で無理のない水準)

この条件で20年間運用を続けた場合、元本合計1,700万円(500万+月5万×240ヶ月)は、以下のようになります。下のグラフを見てください。

(※この位置に「銀行預金」「年率3%運用」の比較グラフが挿入されます)
  • 銀行預金(0.001%): 約1,700万円 (インフレで実質価値は目減り)
  • 新NISA・債券重視運用(年率3.0%): 約2,350万円

銀行預金と比べ、約650万円の差が生まれます。この差額は、定年後の医療費や介護費用、ゆとりのある旅行費用など、長寿時代の安心を支える大きな基盤となります。

58歳・定年直前・投資未経験のための成功戦略

なぜ「債券重視」を選ぶのか

退職後に投資を始める方が最も恐れるのは、資産の大きな目減りです。債券は株式よりも値動きが穏やかです。70%を債券にすることで、運用益は控えめになりますが、暴落時の下落幅を大きく抑制できます。これは、これから資産を取り崩していく世代にとって、精神的な安心と、資産寿命を延ばすために必須の戦略です。

退職金を「守り」ながら活用するための鉄則

退職金は一度に手に入る最大のキャッシュです。これを全額いきなり投資に回すのは非常にリスクが高く、絶対にお勧めできません。

プロの助言:高値掴みを避ける「時間分散」を徹底せよ
  • ステップ1:生活防衛資金の確保
    当面の生活費(最低でも2年分、理想は3年〜5年分)は、すぐに引き出せる普通預金に残し、投資に回さないこと。
  • ステップ2:一括投資は避ける
    例えば、投資に回すと決めた500万円を、毎月10万円や20万円ずつ、3〜5年かけてNISA枠に分割して投資しましょう。これを「時間分散」と言います。市場の価格が高い時期に全額を投じてしまう「高値掴み」を防ぎ、リスクを平準化できます。

今日から始める3ステップ

「守りのNISA」を始めるのは決して難しくありません。以下の3ステップで今日から準備を始めましょう。

  1. 1. 口座開設: ネット証券で新NISA口座を開設します。(SBI証券、楽天証券などが人気です)
  2. 2. 銘柄設定: 「債券重視型バランスファンド」を選びます。例:『eMAXIS Slim バランス(債券重点型)』など、投資信託一本で株式30:債券70に近い比率が実現できる商品を選び、金額を設定します。
  3. 3. 放置(見守り): 一度設定したら、頻繁に価格をチェックせず、淡々と積立を継続します。退職金を分割投資している間も、設定を変えずに市場の動きに一喜一憂しないことが成功の鍵です。

50代からの投資は「増やす」よりも「守りながらインフレに負けない」ことが最優先です。新NISAを賢く活用し、安心できるセカンドライフを築きましょう。

毎月退職金から500万+月々積立を3%で運用した場合

※手数料や税金は考慮していません。将来の成果を保証するものではありません。

まずは口座開設からスタート

思い立ったが吉日。楽天証券かSBI証券なら間違いありません。