公務員こそ新NISA!iDeCo(月1.2万)だけでは足りない老後資金の埋め方
30代公務員の皆様、日々の業務お疲れ様です。安定した収入基盤を持つ皆様は、一般的な会社員に比べて将来の不安は少ないかもしれません。しかし、一つ見逃せないリスクがあります。それは「退職金の減額」です。
実際、公務員の退職金は制度改正のたびに引き下げ傾向にあり、私たちは「満額の退職金」をあてにしにくい時代に生きています。このまま「何もしない」という選択は、将来の生活レベルを下げるリスクを負うことと同じです。
しかし、ご安心ください。公務員の「安定」を最大限に活かし、老後資金の不安を解消する強力なエンジンが「新NISA」です。特に、iDeCoの拠出上限が月12,000円と少ない皆様にとって、新NISAは老後資金計画のメインエンジンとなります。
30,000円でこれだけ変わる!20年後の未来
退職金減額リスクに備えるためには、資産形成の目標を「定年時に3,000万円以上」と設定しましょう。公務員の皆様は、iDeCo(月1.2万円)と新NISA(月3万円)を組み合わせることで、この目標を射程圏内に捉えられます。
ここでは、新NISAで毎月30,000円を「S&P500」で積立運用した場合、定年(60歳)までにどれだけ資産が増えるかを見てみましょう。今回は歴史的な平均リターンに基づき、年率7%で試算します。(※35歳から25年間積立を続けた場合)
- 毎月の積立額: 30,000円
- 運用期間: 25年間
- 想定利回り: 年率7% (S&P500の平均実績に基づき試算)
下のグラフを見てください。銀行預金にただ積み立てるだけの場合と、新NISAで運用した場合の差は歴然です。
【試算結果(25年後)】
| 元本(総投資額) | 最終積立金額 | |
|---|---|---|
| 新NISAで運用(年7%) | 900万円 | 約 2,420万円 |
| 銀行預金(年0.001%) | 900万円 | 約 900万円 |
新NISAの月3万円積立だけで、約2,420万円の資産が形成できます。これにiDeCoの積立分(月1.2万円)や既存の退職金が加われば、定年までに3,000万円の目標は現実的なものとなります。元本900万円に対し、1,520万円もの利益が非課税で受け取れるのは、新NISA最大のメリットです。
30代・公務員・安定収入のための成功戦略
皆様は、なぜ「S&P500(米国株式)」に投資すべきなのか。それは皆様が持つ最大の強み、すなわち「安定性」を最大限に活かすためです。
戦略①:公務員だからこそ「攻めの株式100%」を選ぶ
公務員の皆様の「失業リスクの低さ」は、日本国内で最強のレベルです。この揺るぎない収入基盤があるため、老後資金を準備する投資においては、市場の短期的な変動を気にせず、高いリターンが期待できる「株式100%」という攻めた運用を選択できます。
戦略②:S&P500は「資本主義の恩恵」を享受する最良の手段
S&P500は、米国の主要な500社に分散投資する指数です。世界経済を牽引する巨大企業群にまるごと投資するため、個別の企業倒産リスクを回避しつつ、長期的な成長の恩恵を最も受けやすい商品です。定年までの20年以上の時間を味方につける皆様の運用対象として、最も信頼性が高い選択肢と言えます。
失敗しないための具体的な注意点
- 途中で売却しない: 市場が下落した時こそ、積立を継続するのが成功の鉄則です。「下がったら買い時」と考え、感情に流されず淡々と続ける忍耐力が公務員の皆様の強みです。
- 目標金額を明確にする: 「退職金減額リスクに備える3000万円」など、具体的なゴールを設定することで、運用方針がブレなくなります。
- 生活防衛資金は確保する: 投資を始める前に、急な出費に備えるため、生活費の3ヶ月〜6ヶ月分はすぐに引き出せる銀行預金に残しておきましょう。公務員は住宅ローンなどの審査も有利なので、資金の優先順位を整理しやすいです。
今日から始める3ステップ
資産形成は「早く始めること」が最も重要です。公務員の皆様は副業が制限される分、資産運用をエンジンにする必要性が高まります。以下のステップで今すぐスタートしましょう。
- ステップ1:新NISA口座の開設
ネット証券(手数料が安く、投資対象が豊富)で新NISA口座を開設します。スマートフォンから数十分で完了します。
- ステップ2:積立設定と銘柄選択
積立投資枠で「月30,000円」を設定し、銘柄は「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」などの低コストなインデックスファンドを選択します。
- ステップ3:あとは「放置」を徹底する
一度設定したら、あとは定年まで毎月自動で積立が実行されます。株価を毎日チェックする必要はありません。公務員の皆様は本業に集中し、資産形成は市場の力に任せて「時間の複利効果」を最大化しましょう。
※本記事のシミュレーションは過去のデータに基づいたものであり、将来の運用成果を保証するものではありません。投資は自己責任でお願いします。